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Project 47


by 47project
ご存知の方も多いと思いますが、念の為にお知らせと確認です。

福島市内に市民放射能測定所がオープンします。
場所などのご確認は下記のURLへ
http://blog.goo.ne.jp/kodomofukushima

なお、市民放射能測定所では支援金を募集しています。

<支援金の振込先>

ゆうちょ銀行 普通預金 店番828  口座番号1156953(他銀行からの場合)

ゆうちょ銀行 普通預金 記号18210 番号11569531 (ゆうちょ銀行からの場合)

口座名: 市民放射能測定所

47プロジェクトとは、別プロジェクトですので、支援金のお振込先を間違えないように
お気をつけいただき、上記の口座へお振込ください。

内部被爆の恐ろしさが知られるようになり、農産物や水、加工食品などに含まれる放射能に
関心が高まっており、今後ますます市民放射能測定所の存在は重要なものになっていきます。

皆様のご支援を心からお願い申し上げます。

測定器47台プロジェクト・事務局
# by 47project | 2011-06-27 23:19

活動報告 1

47プロジェクトをサポートしてくださっている皆様には誠に申し訳ないことに、いままでほとんど活動の報告を行う機会がありませんでした。6月某日に北杜市に戻ったときに活動報告会を行いましたが、すべてを語りきることができません。このブログにもポツポツと思い出すことから書いていきたいと思います。また今後の活動の大半
は市民放射能測定所の開所に向けられることになりますので、そちらのほうも順次ご報告したいと存じます。

月末から5月いっぱいまで、ほとんどの時間を福島での測定と人々とのコミュニケーションに費やしてきました。4月29日より、金野、久松、岩田の3名で福島県入りし、まずは船引町に泊めていただいた”きらら”というカフェで最初の測定希望者を集めた測定の講習会を行いました。そのまま1ヶ月もお世話になることになるとは夢にも思わず、線量が低く、美しい自然に囲まれた”きらら”での滞在を愛しました。(ルイコさんありがとう!)。また次の日には、郡山の災害地障がい者支援センター(名前を間違えていたらごめんなさい)へ赴き、簡易測定器の使用法、測定方法、また放射能の仕組みについて、レクチャーしました。時には社会的に弱い立場に立たされざるを得ない障がい者のかたがたの安全を確保できれば、健常者はたいていにおいてその安全を保たれるのです。これは今後も引き続き課題になる問題です。

東北道を北上する間に、クリラッドから貸与されたシンチロミーターDG5によって、汚染の状況がどの程度広がっているものなのかを如実に感じ取ることができました。美しく晴れた景色のなか、のんびりと田んぼの作付けを行っている姿とは対照的に測定器はその数値をシビアに見せます。そのギャップに、今でも居た堪れなくなります。

5月1日にホリスティカかまたという予防医学の施設で、”子どもを放射能から守る福島ネットワーク”立ち上げに参加しました。全体会議のあと、いくつかの作業班にわかれ、私たちは測定班で定点観測に参加していただく方と出会いました。29日の時点で、放射能の不安を口にすることはタブーと化している現状を色々と聞いていたので、こうして集まった人たちは自分たちの状況を把握したいと考えており、なんとかその要望に応えられないかと考えました。その後、測定のワークショップを行い、簡易測定器のRADEX1503を手渡しました。これでほぼCRIIRADから提供された簡易測定器を福島のかたがたに届け終わりました。

そして次の日から、DG5、LB123(ヨウ化ナトリウムシンチレーター)を使用した広域の、特に保育園、小学校、中学校の測定依頼を保護者の方から受けて測定して回る日々が始まります。

続く。。
# by 47project | 2011-06-15 21:36 | 活動報告

食品測定ワークショップ

5月29日(日)、福島市内にCRIIRADの研究員を迎えて、食品測定ワークショップを行います。
安全を確認したい食材を皆様に持参していただき、ワークショップ形式で内部被曝、防護の手段、安全な食材の基準に関する知識を学びながら食品測定の方法を覚えていきましょう。
市民の食品測定所の設置に向けた、前イベントです。多くのみなさまの参加をお待ちしております。

場所:市民活動サポートセンター 福島市大町 チェンバ大町ビル3F

時間:
13:00~15:00 :ワークショップ形式の食品測定会 
(1回の測定に500g(500ml)測定したい 食品類をお持ちください。)
   
15:30~17:30 :レクチャー 
(内部被曝についての知識、基準値についての考え方、避けるべき生活・食習慣など)
   
18:00~      :Q&A 
(普段から疑問に思っていること、
外部・内部被曝を避けるさまざまな手段などについてCRIIRAD研究員との質疑応答です。)


参加研究員:CRIIRAD研究所長:ブルーノ・シャレイロン 研究員:クリスティアン・シャルボン

*測定したい食材をお持ちよりください。(500g必要です。)時間の関係により、持ち寄られたすべての食材を測定することができないかもしれませんので、その旨ご了承ください。
**測定する食材は洗って調理前の状態(水をよく切った状態)でお持ちください。
***
使用測定器材



CRIIRADとは?
クリラッドとは?(和訳あり)
CRIIRADは、Commission de Recherche et d’Information Indépendantes sur la Radioactivité(放射能に関する調査および情報提供の独立委員会)の略称です。
非営利団体:環境保護団体として国に公認されている団体(NGO/NPO)
分析研究所:フランス厚生省から技術資格証明書を認定された研究所
C R I I R A Dは1 9 8 6年に設立されました。
チェルノブイリ原発事故の際、フランスの公的機関は、距離の遠さゆえに、
放射能雲はフランスにまったく到達しないと発表しました。

そのため、ほとんどの人が何も知らずに、
放射性物質にまみれた牛乳、チーズ、生野菜を消費してしまいました。
チェルノブイリ事故が環境と人間に及ぼす影響についての、こうした思慮の浅さを反省し、CRIIRADが設立されたのです。

◎CRIIRADは次のような目的で活動しています
● 放射能汚染と原子力に関連する危険性について調査し、人々へ情報を提供する
● 既存の検査および放射線防護の規制が維持され、適用されているかを監視し、改善を促す
● 私たちの健康や環境を守るために、必要と考えられるあらゆる策を講じさせる
 原子力企業、国家、いずれの政党にも属さない独立団体であること。
これがCRIIRADの最も誇るべき特徴です。
# by 47project | 2011-05-21 23:25
下に掲示された動画を健康に注意しながらご覧下さい。

厚生労働委員会「海外からの放射線線量計の行方」2011.05.19-1


厚生労働委員会「海外からの放射線線量計の行方」2011.05.19-2


こうした官僚によってこの国が管理運営されています。
このままで良いと思われますか?
# by 47project | 2011-05-21 15:37

福島駐在員奮戦記

少数精鋭の当プロジェクトですが、たった一人で福島に駐在し
孤軍奮闘しているのが我らが「ワタル君」で~す。

測定依頼があれば福島県内を東奔西走し、日夜見えない敵
放射線怪獣「ベタガンマー」と闘う日々なのです。(笑)

・・・・とまぁ、冗談はここまでとして、「ワタル君」は来る日も
来る日も測定依頼に応じて頑張っています。

彼がフランスの市民団体「クリラッド」との架け橋役をしてくれて
福島への測定器第一弾が10台無償貸与されたのです。
 
彼は英語が堪能で、お陰でこんな弱小NPOなのに、国際的な
交流範囲を持つことができました。47プロジェクトのエースです。

47プロジェクトは、人との繋がりに恵まれています。
福島での拠点もある人との出会いによって利用させていただく
幸運に恵まれました。

そして、福島へ入ってからの巡り会いで測定者の方々とも出会う
事が出来ました。

私たちひとり1人の力は小さい。
しかし複数の人々と繋がり合うことで大きな力に成長する事も
不可能ではないんだと、気づかされています。

「ワタル君」は、どうしても測定依頼を断ることができない。
彼の心の中に燃える何かがそうさせているのだろうか。
測定依頼に出向くことは数値の高い所へ出向くことになりがちです。
彼の被曝量はすでに相当高い数値になっているに違いない。

彼の健康も・・・・・心配です。

写真その1 F保育園で、保育士さんとワタル君。マスクは必需品です。
福島駐在員奮戦記_b0216349_23243244.jpg

写真その2 測定に使用している2機種 左がDG5 右がLB123 
福島駐在員奮戦記_b0216349_2326369.jpg

写真その3 滑り台の下やコンクリート製の山の裾などが高い数値になっていた。
福島駐在員奮戦記_b0216349_2327353.jpg

# by 47project | 2011-05-18 23:55